あけましておめでとうございます。
本年は、サイエンスパークにとって社内での AI 活用が本格的に加速する一年になると考えています。
昨年の渡米では、米国の IT 企業で、すでに AI がソースコード作成に活用されている現状を目の当たりにし、現地の開発者とも多くの議論を交わしました。
日本にも、米国西海岸の IT 大手が大規模なレイオフを行っているというニュースは届いていましたが、その多くが若手開発者であることは現地で初めて知りました。ほんの数年前までは引く手あまただった米国トップ大学のコンピューターサイエンス卒業者でさえ就職難に直面しており、アシスタント業務を経てプロフェッショナルとなるデスクワーク系の職種も同様の傾向にあるそうです。
一方で、手に職を付ける技能系の職種は人気が高まり、近年ではコンピューターサイエンスと医学分野の人気が逆転したという話も聞きました。
サイエンスパークでは、アプリケーションのソフトウェア開発において、AI を使った積極的な開発がはじまっています。しかし、当社が得意とするデバイスドライバー開発やセキュリティエンジン開発の分野では、AI が置き換わるまでにはまだ時間を要する状況です。そもそも、サイバー空間におけるデバイスドライバー開発の情報が極めて少なく、AI が十分に機能しないためです。
昨年には、自社製品やサービスに関わるタイムスタンプ総務大臣認証を新たに取得し、信頼性とトレーサビリティを担保する仕組みを強化しました。これにより、セキュリティやコンプライアンスの領域で新しいピースが加わり、お客様に一層安心してご利用いただける環境づくりとともに、当社の事業の幅もさらに広がりつつあります。
サイエンスパークは以前より「IT 職人の集団」として自負してまいりました。これまで蓄積してきた経験とノウハウこそ、AI 活用時代において私たちが大きく突出できる源になると確信しています。
また、AI は 15~20%の誤りを含むと言われます。その誤りを見抜き、正しく修正できるエンジニアこそ、今まさに価値が高まっています。シニアの活用を積極的に進めてきた当社にとって、これは大きな追い風でもあります。
AI が担う部分と、IT 職人としてこだわる部分との最適なバランスを見極めながら、タイムスタンプをはじめとした新たな技術的ピースも活かしつつ、お客様とともに今年も果敢に挑戦を続けてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2026(令和8)年 元旦
サイエンスパーク株式会社
代表取締役 小路 幸市郎