本製品は、「ソフトウェア・プロダクト使用許諾契約書」をよくお読み頂き、同意の上で使用されますようお願いいたします。
本書はシステム管理者を対象としています。
更新内容
メジャーバージョンアップ
Ver.1.2.0からVer.1.3.0への更新内容
- 管理サーバーの機能を強化しました。
- ユーザーやポリシーをグループ毎に管理できるようになりました。
- ActiveDirectoryと連携してグループ情報をインポートできるようになりました。
- 管理サーバーの運用を行うユーザー(テナント管理者)を、お客様自身が追加できるようになりました。
- インストーラの配布やログ閲覧をするユーザー(マネージャー)を、テナント管理者が登録できるようになりました。
- 持ち出しログで持ち出したファイル名が確認できるようになりました。
- 警告メッセージが必要ないアプリケーションをテナント管理者が登録できるようになりました。
- クライアントアプリケーションの機能を強化しました。
- Windows 10 Ver.1909に対応しました。
- Windows 10 Ver.1803の対応を終了しました。
- Webブラウザで閲覧した際に作成される一時ファイルを持ち出し出来ないように対応しました。
※IE11,Edge(Chrominum版),Google Chrome, FireFoxのみ対応。
制限事項/注意事項
CFKeeperクライアント
CFKeeperフォルダ制御
制限事項
- CFKeeperフォルダ内のファイルを右クリックで表示する、コンテキストメニューの[送る(N)]→[メール受信者]を選択しても、Microsoft Outlookから添付できない場合があります。
- CFKeeperフォルダ内のファイルをOfficeアプリの「メール添付」メニューで、Microsoft Outlookのメールに添付することができません。
- CFKeeperフォルダ内のThumbs.dbファイルは開けません。
- 圧縮・解凍ソフトによっては、圧縮ファイルをCFKeeperフォルダに解凍できないことがあります。
- CFKeeperフォルダ上のファイルをWindows標準機能でzip圧縮することはできません。
- CFKeeperフォルダのファイルをWindowsのzip機能で扱う場合、解凍せずに格納されたままのファイルを直接開くことはできません。格納されたファイルを開く場合は、解凍してから開いてください。
- CFKeeperフォルダに対してフォルダのプロパティで暗号属性を付けないようにしてください。付けた場合、CFKeeperフォルダ内のファイルが壊れる可能性があります。
- Windows標準のフォトアプリなどのWindowsストアアプリでは、CFKeeperフォルダを開けません。
- 初めて使用するアプリケーションでセキュリティモード中にCFKeeperフォルダ上のファイルを直接開くと、アプリケーションの起動に失敗することがあります。この場合には、一度セキュリティモードを終了してからアプリケーションを起動し、それからCFKeeperフォルダ上のファイルを開いてください。この手順はアプリケーションごとに1度だけ実施すればよく、2度目以降は不要です。(アプリケーション例: IEのアドオンプログラム、Officeのマクロなど)
- Windows7では、セキュリティモード中のエクスプローラが表示するファイル操作の「再試行」ボタンを押すことができません。
- CFKeeperフォルダのファイルを開ける状態であっても、まれにファイルを開くときにエラーが発生する場合があります。その場合は、再度ファイルを開き直してください。それでも失敗する場合は、Windowsを再起動してください。
- セキュリティモード一覧に「不明」というプロセスが表示され、セキュリティモードを終了できなくなる場合があります。セキュリティモードを終了するためには、必要なファイルをCFKeeperフォルダに保存した上で、Windowsを再起動してください。
- Microsoft Outlookがインストールされている場合、セキュリティモード中にエクスプローラを操作すると「既定のメールクライアントが存在しないか、現在のメールアカウントがメッセージを処理できません。Microsoft Outlook を起動して既定のメールクライアントを設定してください。」といったメッセージが表示される場合があります。メッセージが表示されても問題はありませんので、メッセージを閉じて作業を続けてください。
- Microsoft Accessで、2000または2002-2003形式の.mdbファイルをCFKeeperフォルダに保存できません。CFKeeperフォルダ外で.accdbファイルのように新しい形式のファイルにしてから、CFKeeperフォルダに保存してください。
- Microsoft Accessでは、CFKeeperの制限を一時解除できません。
- CFKeeperによって制限された持ち出し操作を実施した場合、エクスプローラでCFKeeperフォルダ内を操作する際にユーザー アカウント制御 (UAC) の昇格画面が表示される場合があります。その場合、昇格しないでください。昇格をすると、「DLLHOST.EXE」がCFKeeperの制限アプリケーションになる場合があります。「DLLHOST.EXE」がCFKeeperの制限アプリケーションになったままの場合は、CFKeeperのタスクトレイアイコンを右クリックして、「セキュリティモード一覧」を選択し、表示する一覧から「DLLHOST.EXE」を選択して「プロセスの終了」を行ってください。
- Tortoise SVNやTortoise Gitのように、コモンダイアログの機能を拡張して動作するアプリケーションが存在すると、コモンダイアログを開いた時にCFKeeperフォルダにアクセスしてCFKeeperの制限アプリケーションになり、セキュリティモードが終了できなくなる場合があります。CFKeeperの制限アプリケーションになったままの場合は、CFKeeperのタスクトレイアイコンを右クリックして、「セキュリティモード一覧」を選択し、表示される一覧からプロセス名を選択して「プロセスの終了」を行ってください。
- セキュリティモードに遷移後もCFKeeperのタスクトレイアイコンが変わらない場合があります。アイコンが変わらない場合でも、セキュリティモードの機能に影響はありません。
- WindowsのファイルリダイレクトによってBoxDriveのフォルダが別の場所へ移動されている環境での動作は、BoxDriveのサポート対象外です。そのため、CFKeeperとBoxDriveとの連携についても、サポートできない場合があります。(例:UserProfileを、Windowsの設定を変更して別のドライブへ移動した環境)
- BoxDriveのデフォルトパスが別の場所へ移動されている環境での動作は非対応です。
- Windows 10 Ver.1909以降の環境にて、Windows SearchによるOneDriveの同期フォルダに保存されているファイルを検索できません。
- CFKeeperフォルダのExcelを開いた後、通常フォルダのdifファイルの上書き保存に失敗します。
注意事項
- CFKeeperフォルダ内のファイルを開いたアプリケーションが自動でセキュリティモードに遷移しますが、CFKeeperフォルダ外のファイル(通常ファイル)を開いた場合にも、同様の状態になることがあります。その状態では通常ファイルをCFKeeperフォルダ内に保存する必要が生じます※ので、このような場合は、[スタート]メニューの「最近使ったファイル」の履歴の削除や、そのアプリケーションの「ファイルを開く」などの履歴を削除し、通常ファイル開封時にセキュリティモードに遷移しないようご対応ください。※管理者権限を持つユーザーでは「持ち出し許可」機能で通常フォルダに保存は可能です。
- CFKeeperフォルダ内のファイルをCFKeeperフォルダの外に持ち出すことを禁止しますが、空のフォルダの持ち出しについては禁止しません。
- セキュリティモード中でなければCFKeeperフォルダ内のファイルは操作できません。
- セキュリティモードから準備中または通常モードへの切り替え時、ファイルを開けない場合があります。
- CFKeeperフォルダ上のファイルを操作後、エクスプローラによるCFKeeperフォルダ外のファイル操作が5秒間できなくなります。またこの時、エクスプローラは、タスクトレイメニューの「セキュリティモード一覧」に表示されません。
- CFKeeperフォルダをWindowsファイル共有で共有することはできません。
- CFKeeperフォルダにNTFSのEFS(暗号化ファイルシステム)の設定はできません。
- 同じドライブ上の通常フォルダからCFKeeperフォルダへは、ファイルの移動はできますがフォルダの移動はできません。フォルダの移動をするには、フォルダをコピーした後にコピー元を削除してください。
- CFKeeperフォルダは、Delキーやマウス右クリックでの[削除](ごみ箱へ移動する削除)はできません。削除する際にはShiftキーを押しながらDelキーで削除するか、ごみ箱のプロパティにて「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消す」にチェックを入れて、削除操作を実施してください。
- CFKeeperフォルダ内でMicrosoft Accessデータベースファイルの新規作成ができない場合があります。
- Microsoft OutlookによるCFKeeperフォルダのファイルの添付、および送信について、CFKeeperでは操作制限を行っていません。
- OneDriveの「バックアップ」設定を有効にした場合、Outlookのメール作成画面を開いた際にセキュリティモードに遷移する場合があります。
- セキュリティモード中にて通常ファイルを別名保存しようとすると、「ドキュメント」フォルダへの保存を促されます。保存しようとしても「ドキュメント」フォルダへの保存はできません。
ユーザー別クライアント管理
制限事項
- ポリシーファイルを更新した後、次にCFKeeperクライアントのユーザーがログオンし直すまでは、ポリシーは反映されません。
- ポリシーの暗号パスフレーズを変更すると、Box Drive/OneDriveなどが使用できなくなります。変更した場合、CFKeeperクライアントを再インストールしてください。
注意事項
- CFKeeperクライアントはユーザー切り替えに非対応です。ユーザー切り替えをした時はユーザー別ポリシーの切り替えが動作しません。また、ログのユーザー名が誤ったものになる、メッセージが正しく表示されない等の問題が起きることがあります。1つのPCにポリシーの異なるローカルユーザーを複数作らないようにするか、Windowsのポリシーでユーザー切り替えを禁止してください。
その他
制限事項
- CFKeeperクライアントは、サイレントアンインストールをすることができません。「プログラムの追加と削除」画面から手動でアンインストールしてください。
- Windows Defenderの[ウィルスと脅威の防止]-[ウィルスと驚異の防止の設定]の「コントロールされたフォルダアクセス」をオンにすると、保護されたフォルダのファイル操作ができなくなります。「コントロールされたフォルダアクセス」は使用しないでください。
- Windows 10 Ver.1803で追加されたNear Share機能によるファイル送信は、CFKeeperでは禁止しません。禁止したい場合は、Windowsの設定でNear Share機能を無効化してください。
- Windows 10 Ver.1803で追加されたTimeline機能では、CFKeeperフォルダのファイルを表示することができません。
- 管理コンソールの表示に関して、Internet Explorerでの互換表示設定は非サポートとなります。互換表示を設定した場合、管理コンソールが正しく表示されない場合がございます。
注意事項
- Windows 10のDevice Guard、Enterprise Data Protection (EDP)、プロビジョニング パッケージ(PPKG)は非サポートです。
その他
制限事項
- .NET Framework 4.5.2以上がインストールされておらず.NET Framework 4.5.2未満がインストールされた環境(Windows10より前のOS、かつWindowsの更新プログラムを自動で適用するよう設定していない環境が当てはまります)で、CFKeeperクライアントのインストールを実施すると、CFKeeperクライアントのインストールの途中でインストールが中断され、OSが再起動し、再起動後にインストールの再開が行われます。本現象を回避するためには、.NET Framework 4.5.2以上のバージョンを事前にインストールしてください。本現象が発生する環境では、再起動後にCFKeeperクライアントのインストールが自動で再開されますが、再開されない場合があります。その場合は、再度インストールキットを実行してください。
- CFKeeperクライアントはユーザー切り替えに非対応です。ユーザー切り替えをした時はユーザー別ポリシーの切り替えが動作しません。また、ログのユーザー名が誤ったものになる、メッセージが正しく表示されない等の問題が起きることがあります。別のユーザーでログオンする場合は、元のユーザーのログオフを行ってください。もしくは、Windowsのポリシーでユーザー切り替えを禁止してください。以下の制限が確認されています。
- QAWのRCコンソールやSymantecpcAnywhereなどには対応していません。
- セキュリティモードに遷移する際、セキュリティモード開始メッセージは、ログオンしているユーザーのいずれかに表示されます。
- セキュリティモード時に、いずれかのユーザーがCFKeeper制限アプリケーションを操作している場合、他のユーザーはセキュリティモードを終了できません。
- タスクバーの通知領域のカスタマイズで、CFKeeperのタスクトレイアプリケーションに個別の設定をしても保存されません。常に表示する設定にしたい場合は、全てのアイコンを常に表示する設定にしてください。
- CFKeeperのポリシーで「Box Driveとの連携」を無効に変更した場合、ポリシーのアップデート後に2回再起動するまでは、Box Drive および Box Edit を通常フォルダで使用することができません。
- Box Driveフォルダのデフォルトの場所を変更した場合、CFKeeperは正しく動作しません。Box Driveフォルダの場所を変更しないでください。
注意事項
- ソフトウェアまたはハードウェアRAIDをご利用いただく場合には、サポート窓口までお問い合わせください。
- CFKeeperクライアントをインストールすると、イベントログに以下のエラーメッセージを出力しますが、CFKeeperの動作に支障はありません。
- 「CFKeeper... サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。このサービスは正常に機能しない可能性があります。」
- Symantec AntiVirusとの共存環境において、シャットダウン中にSymantec AntiVirusが異常終了した旨のエラーメッセージを表示することがあります。このときは、エラーメッセージを終了させてください。
- 本製品稼動中のOSアップグレード(サービスパックを除く)はサポートしておりません。OSをアップグレードされる際には、一度本製品をアンインストールしてください。本製品をアンインストールせずにOSをアップグレードすると、アップグレードに失敗し、システムが異常な状態になる場合があります。
- 本製品をインストール後、Windowsの復元機能を使用することはできません。また、本製品インストール後に作成した復元ポイントは、本製品をアンインストールしても使用することはできません。
- CFKeeperクライアントのアンインストール後にログファイルや一部のレジストリキーが残る場合があります。残っていてもOSの動作への影響はありません。
- BoxDriveをCFKeeperが制限している間は、BoxDriveのアンインストールはできません。
- Windows To Goはサポート対象外となります。
- セーフモードにて、CFKeeperのインストール、アンインストールはできません。
- CFKeeperフォルダに対してアクセスを行うプロセスが短時間に大量に起動した場合、アクセスが失敗することがあります。バッチファイル等で待機時間なしに大量のコマンドを実行した場合などが該当します。そのようなアクセスは1つのプロセスで行うか、もしくはアクセスごとに待機時間を入れてください。
- 64bit OSにて、Adobe Reader Xの保護モード有効時、CFKeeperフォルダ上のPDFファイルを開くと、メニューが英語表示となることがあります。
- Adobe Acrobat Readerの保護モード有効時、「文書を保存できません。」というエラーが表示され、CFKeeperフォルダのPDFファイルを上書き保存できない場合があります。エラーとなった場合は再度保存してください。エラーのまま終了した場合は元のファイルがゴミ箱に移動する場合があるため、ゴミ箱から復元してください。
- マイクロソフト社のOffice製品をご利用の場合、正規のライセンス認証が必須です。CFKeeperがインストールされたPC上では、ライセンス認証を受けていないOffice製品が正常に動作しない場合があります。
- BoxDriveのログオフ・ログオンを行った場合、Windowsの再ログオンを行うまでBoxDriveを操作できなくなる場合があります。
- Windowsの最大長(259文字)を超えるフォルダパス名でOneDriveのフォルダを作成することができません。
- ポリシーの自動アップデートで BoxDrive設定またはOneDrive設定をONからOFFに変更した後、BoxDrive、OneDriveがバックグラウンド実行されない場合があります。その場合はWindowsの再ログオンを行ってください。
アップデートモジュールについて
本ディスクには、アップデートモジュールを含みません。
システム要件
本製品の動作環境は下記のウェブサイトのCFKeeper動作環境をご覧ください。
https://sciencepark.co.jp/information_security/support/doc_download/
注意事項
- Windows7 SP1を使用している場合、CFKeeperを動作させるには、KB3020369 および KB3125574を適用する必要があります。KB3020369、KB3125574はWindowsUpdateによって自動で適用されます。WindowsUpdateを制限している環境では手動で適用してください。
- Windows 7 と 8.1 では、CFKeeperクライアントを動作させるには、KB2999226を適用する必要があります。KB2999226は、WindowsUpdateによって自動で適用されます。WindowsUpdateを制限している環境では、手動で適用してください。
サポートについて
本製品のテクニカルサポートは、下記のサポート窓口までお問い合わせください。
お問い合わせの際には、トラブル状況、システム環境(CPU, RAM, HDD, OS, 他インストールアプリケーションなど) の詳細、および、CFKeeper固有のエラーダイアログが表示されている場合にはエラー番号とメッセージをご連絡くださいますようお願いいたします。
【サポート窓口】
サイエンスパーク株式会社
〒252-0029 神奈川県座間市入谷西3-24-9
下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
https://sciencepark.co.jp/contact/support/