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基本からデバッグまで

基本03 環境設定

デバイスドライバをはじめ、デバイスにかかわるお困りごとの際はお気軽にお問い合わせください。


1.開発環境の構築

デバイスドライバを開発するために、以下のツールをインストールする必要があります。 

・Visual Studio 2022 
 開発環境として使用します。最新のバージョンをインストールしてください。 

・Windows Software Development Kit (SDK) 
 Windowsアプリケーションの開発に必要なツールとライブラリが含まれています。 

・Windows Driver Kit (WDK) 
 デバイスドライバの開発に必要なツールとライブラリが含まれています。 

Visual Studio 2022 → SDK → WDKの順序でインストールする必要があるので、 下記の手順に沿ってインストールしてください。

 

2.Visual Studio 2022

下記サイトより、Visual Studio 2022をダウンロードします。
Visual Studio 2022 

 インストーラーを起動すると以下のように、開発環境の選択画面が表示されるため、「C++によるデスクトップ開発」を選択します。


 

次に「個別のコンポーネント」タブで以下3つのコンポーネントを選択します。 

MSVC v143 - VS 2022 C++ ARM64/ARM64EC Spectre 軽減ライブラリ (最新) 

MSVC v143 - VS 2022 C++ x64/x86 Spectre 軽減ライブラリ (最新) 

・Windows Driver Kit 

また、必須ではありませんが以下のコンポーネントのダウンロードも推奨します。 

・最新 v143 ビルド ツール用 C++ ATL と Spectre 軽減策 (ARM64/ARM64EC) 

・最新 v143 ビルド ツール用 C++ ATL と Spectre 軽減策 (x86 & x64) 

・最新 v143 ビルド ツール用 C++ MFC と Spectre 軽減策 (ARM64/ARM64EC) 

・最新 v143 ビルド ツール用 C++ MFC と Spectre 軽減策 (x86 & x64) 

翻訳の問題で、上記と一致しない項目があるので、検索ボックスに「64 最新」と入力して出てきたものから、該当するものを選ぶと分かりやすいです。 

 

3.Windows SDK

下記サイトより、Windows SDKのインストーラを、最新のバージョンでダウンロードします。
Windows SDK 

ダウンロードしたWinSDKSetUp.exeを起動すると以下の画像のように表示されるので、Nextをクリックします。 

 

Nextをクリックします

要領を読み、Acceptをクリックします。

そのままInstallをクリックします。

インストールが正常に終了すると以下の画像のようになります。Closeで終了します。

 

4.Windows Driver Kit

下記サイトから、WDKをダウンロードします。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/drivers/download-the-wdk

ダウンロードした「WDKSetUp.exe」を起動します。
Nextをクリックします。


Nextをクリックします。

Acceptをクリックします。

インストールが完了したらCloseをクリックします。

正常にインストールされていると、Visual StudioのメニューバーにDriverという拡張機能が表示されます。

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次章にて実際にドライバをビルドしてみましょう。